原料について
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黒土(黒ぼく土) 通気性:△ 保水性:◎ 保肥力:◎
黒ぼく土ともいい、火山灰に有機物がたまった、いわゆる表層土です。火山灰土なのでリン酸を吸収する力が強く、リン酸を離しにくいため、リン酸分の多い肥料を施肥してください。赤土と同様、通気性が劣る為、他の資材との混合が必要です。
赤土 通気性:△ 保水性:◎ 保肥力:◎
火山灰土の下層30p位のところにある黄褐色でやや粘質のローム質火山灰土が赤土です。保水性、保肥力がよく、表土の下層部であるため雑草種子の混入が少なく、他の用土と混ぜて基本用土として最適です。黒土と同様、通気性が劣る為、他の資材での混合が必要です。
赤玉土 通気性:◎ 保水性:○ 保肥力:◎
関東ローム層の赤土を粒径ごとに大・中・小にふるいわけ微塵を除いたものが赤玉土です。有機物、雑菌が少ない資材です。強酸性で、通気性・保水性・保肥性に富むことから、培養土のベースとして使用します。大粒はゴロ土として、鉢底の排水層に用います。また、中粒、小粒は他の用土と混ぜ合せて植え土とし使います。火山灰土なのでリン酸を吸収する力が強く、リン酸を離しにくいため、リン酸分の多い肥料を施肥してください。
鹿沼土 通気性:◎ 保水性:○ 保肥力:○
火山砂礫が風化したもので、栃木県鹿沼市周辺の関東ローム層の下から採取されるためこの名前がついた。多孔質で非常に軽く、通気性がよく、多くの園芸植物に使用されるが、有機物を含まなく酸性が強いため、酸性を苦手とする植物には向きません。火山灰土なのでリン酸を吸収する力が強く、リン酸を離しにくいため、リン酸分の多い肥料を施肥してください。
カナダ産ピートモス 通気性:○ 保水性:◎ 保肥力:○
湿地帯に生えるヨシ、スゲ、ヌマガヤ、ヤナギ、ミズゴケが堆積し腐植化したもので、腐葉土によく似た性質があります。酸性がpH3.5〜4.5と強いので、酸度の調整として使われています。保水性、通気性に優れており、土壌改良材としての用途が高いです。カナダ産は特に幅広く普及しており質量ともに安定しています。ピートモス自体が乾燥圧縮されているため使用時に撥水する事があり、適度に水分を含ませる必要があります。
サハリン産ピートモス 通気性:○ 保水性:◎ 保肥力:○
サハリンピートモスは、ロシア国サハリン州の湿地帯に生える水苔が堆積し腐植化したものです。酸性がpH3.5〜3.8と強いので、酸度の調整として使われています。保水性、通気性に優れており、他のピートモスト同様に土壌改良材としての用途が高いです。カナダ産と同様、乾燥圧縮されているため使用時に撥水する事があり、適度な水分を含ませる必要があります。
北海道産ピートモス 通気性:○ 保水性:◎ 保肥力:○
北海道北部の湿地帯に一部生えるミズゴケ・スゲ等の泥炭が堆積し腐植化した物です。適度に水分を含み粒度調整されているため使いやすい形状です。他の輸入ピートモスに比べるとpH4.5前後でありやや高めです。
乾燥圧縮はされていませんので解砕せずにそのまま使用できます。
フィンランド産ピートモス 通気性:○ 保水性:◎ 保肥力:○
フィンランド産ピートは、水コケの貯水細胞が死細胞になっても吸水・保水能力を持ち、螺旋状の構造のため柔らかい弾力性を示し水・空気・肥料を細胞内に保持します。又、他のピートモスに比較しても植物繊維が粗目で空気保持能力が高く根圏に供給する空気量が多く根腐れを起こす危険性を避けます。
バルト三国産ピートモス 通気性:○ 保水性:◎ 保肥力:○
エストニア、ラトビア、リトアニアの湿地帯に生えるミズゴケが堆積し腐植化したものです。酸性がpH4.0前後と強いので、酸度の調整として使われています。保水性、通気性に優れており、他のピートモスト同様に土壌改良材としての用途が高いです。カナダ産と同様、乾燥圧縮されているため使用時に撥水する事があり、適度な水分を含ませる必要があります。
十勝バーク(バーク堆肥) 通気性:◎ 保水性:○ 保肥力:◎
バーク(樹皮)に牛糞を混ぜ土壌微生物により約一年間堆積醗酵させた堆肥です。肥料の三要素と微量元素を適当に含み、また、有効微生物も含んでいるところから、土壌微生物のバランスを最適に保ちます。十勝バークには土の団粒化を促進し、作物を育てる地力を維持する効果があり、粘質土や砂壌土、やせ地などの改良材とて効果的です。また、ピートモス、腐葉土と共に培養土のベースとして使用します。
腐葉土 通気性:◎ 保水性:○ 保肥力:◎
ブナ類(クヌギ・シイ・ナラ・カシなど)の広葉樹の落葉を堆積させ腐植化したもの。通気性、保水性、保肥性に富み、微生物の働きを活性化する効果がある点は、堆肥と同様で土壌改良材として古くから基本用土と混ぜて使われています。
ゼオライト 通気性:○ 保水性:○ 保肥力:◎
火山活動によって生じた火山灰が堆積し、長い年月をかけて生成したケイ酸アルミが主体の多孔質鉱石で、カルシウム・マグネシウム・鉄・ナトリウム・カリウムなどのミネラルが含まれています。邦名を沸石といいます。ゼオライトは触媒・吸着剤・イオン交換剤として様々な分野で活躍しています。イオン交換はカルシウム・マグネシウム・ナトリウム・カリウムなどの陽イオンを保持したり離したりする力のことで、この力が強いと、肥料持ち(保肥力)がよいといわれています。
パーライト 通気性:◎ 保水性:△ 保肥力:△
真珠岩を砕き高温高圧で焼成してできた多孔質で軽い白色のものです。均質で雑菌が特に少なく、病害虫・雑草種子なども含みません。排水性・通気性に優れ鉢土に混ぜて用土の物理性を改善するため使います。同用途でフヨーライト/ビーナスライトなどがあります。
フヨーライト/ビーナスライト 通気性:◎ 保水性:△ 保肥力:△
黒曜石を精鉱し焼成して多孔質にしたものです。通気性を高め軽量化に役立ちます。パーライトと同様の用途です。
バーミキュライト 通気性:◎ 保水性:○ 保肥力:◎
蛭(ひる)石を高温で加熱し膨張させ、薄板状に剥離したものです。多孔質で極めて軽く、通気性・保肥力に優れ、保水性も良好です。均質で雑菌が特に少なく、病害虫・雑草種子などが含まれていないので、種まき(播種)、挿し木や鉢物用土として使われます。
木炭(エコー21 木炭改良材) 通気性:◎ 保水性:△ 保肥力:○
木炭を3〜5mmの粒子に粉砕し、木酢液を含浸させたものです。木炭は表面積が非常に大きく微生物の住処としての役割や、有効微生物の増殖、通気性、通水性、保肥力の向上に役立ちます。また、寒冷地で地温上昇や融雪の目的でも利用されています。植物に必要な無機成分がバランスよく含まれ、作物の食味向上にも役立っています。
くん炭 通気性:◎ 保水性:○ 保肥力:○
モミガラを蒸し焼きして炭化させたものです。非常に軽く通気性・保肥性に富むうえ、根腐れを防ぐ効果もあります。窒素分はほとんど含みませんが、リン酸、カリ、苦土分などが含有しています。木炭同様、水の腐敗を防ぐなどの浄化作用もあります。他の用土と混ぜて使うと、地温を高めたり通気性や保肥力が高まります。単体で融雪材としても利用されています。アルカリ性なので、酸性の用土に混ぜるとよいでしょう。
ヤシガラ 通気性:◎ 保水性:○ 保肥力:○
ヤシの実を細かくしてスポンジ状にしたもの。通気性に優れており、洋らんなどの植え込みによく使われています。使用前に一夜ほど水に浸けて使うとよいでしょう。ヤシガラチップはヤシの実をチップ状にしたものを言います。
ココピート 通気性:◎ 保水性:○ 保肥力:○
ココナッツ果実の堅い殻を作るファイバー状の層で、マットやロープを作る為に取られた繊維の残りを3年から5年ほど堆積、醗酵させた天然資源であり、ピートモスに代わり土壌改良剤として利用されています。通気性、保水性に優れ、軽量で使いやすいです。ピートモスの代わりとなる資材ですがピートモスより通気性が良好です。
蝦夷砂 通気性:◎ 保水性:○ 保肥力:△
蝦夷砂は火山噴出物の仲間です。噴出物には火山灰以外にも卵ぐらいの大きさの火山礫、黒っぽいスコリア、白っぽい軽石(パミス)というように様々なものがあります。その内2o〜64oのものを火山レキと言います。火山レキは産出される地域によって、様々な名称で拡販されており、蝦夷砂は北海道で採掘されたものを言います。通気性に優れていますが多孔質なため比較的保水性もあります。粒の違いで多用途に使用されます。
十和田砂 通気性:◎ 保水性:○ 保肥力:△
十和田砂は火山噴出物の仲間です。噴出物には火山灰以外にも卵ぐらいの大きさの火山礫、黒っぽいスコリア、白っぽい軽石(パミス)というように様々なものがあります。その内2o〜64oのものを火山レキと言います。火山レキは産出される地域によって、様々な名称で拡販されており、十和田砂は青森県十和田湖近辺で採掘されたものを言います。通気性に優れていますが多孔質なため比較的保水性もあります。蝦夷砂と比べるとやや硬質で角が取れているものが多いです。粒の違いで多用途に使用されます。
日向土(ボラ土、日向砂) 通気性:◎ 保水性:○ 保肥力:△
日向土(ボラ土)は火山噴出物の仲間です。噴出物には火山灰以外にも卵ぐらいの大きさの火山礫、黒っぽいスコリア、白っぽい軽石(パミス)というように様々なものがあります。その内2o〜64oのものを火山レキと言います。火山レキは産出される地域によって、様々な名称で拡販されており、宮崎県都城市周辺で産出する霧島火山系のものを言います。一般的に「日向〜」は熱処理をした乾燥品を指し、「〜ボラ土」は未乾燥のものを指すとされています。多孔質で通気性、排水性が非常によく、保水性にも富んでいることから、ラン類や山野草の栽培に用いられます。硬質で桐生砂に近い性質です。
桐生砂 通気性:◎ 保水性:○ 保肥力:△
桐生砂は火山噴出物の仲間です。噴出物には火山灰以外にも卵ぐらいの大きさの火山礫、黒っぽいスコリア、白っぽい軽石(パミス)というように様々なものがあります。その内2o〜64oのものを火山レキと言います。火山レキは産出される地域によって、様々な名称で拡販されており、桐生砂は群馬県南部・桐生市付近で多く産出されることからこの名前がつきました。赤サビ色をしており鉄分が多く含まれています。硬くて崩れにくく通気性があり、多孔質なので比較的保水性があります。
東洋ランやオモト、山野草の栽培に用いられます。
富士砂 通気性:◎ 保水性:△ 保肥力:△
富士砂は火山噴出物の仲間です。噴出物には火山灰以外にも卵ぐらいの大きさの火山礫、黒っぽいスコリア、白っぽい軽石(パミス)というように様々なものがあります。その内2o〜64oのものを火山レキと言います。火山レキは産出される地域によって、様々な名称で拡販されており、富士砂は静岡県(富士山周辺)で多く産出されることからこの名前がつきました。黒色のやや重いですが、多孔質なので保水性・通気性に富んでいます。山野草の栽培に用いられるほか、水はけよくするための混合材料とされる。表土の化粧砂としても使われています。
軽石 通気性:◎ 保水性:△ 保肥力:△
軽石は火山噴出物の仲間です。噴出物には火山灰以外にも卵ぐらいの大きさの火山礫、黒っぽい スコリア、白っぽい軽石(パミス)というように様々なものがあります。その内、火山が噴出する際に急に圧力が下がると同時に内部のガスを放出し多孔質で海綿状になった岩石で浮石とも言い一般的には軽石と言います。
火山灰 通気性:◎ 保水性:△ 保肥力:△
火山灰は火山噴出物の仲間です。噴出物には火山灰以外にも卵ぐらいの大きさの火山礫、黒っぽい スコリア、白っぽい軽石(パミス)というように様々なものがあります。火山灰の粒度は2o以下とされ、砂糖くらいの大きさをしています。結晶の構造によって火山灰の中でも、結晶質火山灰、ガラス質火山灰、石灰質火山灰というように火山灰は一様ではありません。鉱物が多いもの、ガラスが多いものというような特徴として捉えられます。
川砂 通気性:◎ 保水性:△ 保肥力:△
天然の川砂でミネラルを豊富に含んでいます。通気性・透水性に優れ、種まきや挿し芽に最適です。
田土(荒木田土) 通気性:△ 保水性:◎ 保肥力:◎
東京都荒川沿岸の荒木田原に産した土のことでしたが、今では水田や河川の底から採れる粘質土の総称となっています。重い土なので初期生育には不向きですが、粘質で保水性・保肥力に優れています。単用すると固まりやすいので注意が必要です。
水苔 通気性:○ 保水性:◎ 保肥力:○
湿地に生えているコケ類(オオミズゴケ・フサミズゴケ)を選別し乾燥したもので、保水性に特に優れ通気性も良好です。着生ランやサギソウなど湿地性植物の植え込み、挿し木の材料として、広く利用されています。使用にあたっては十分に水を含ましたものを絞って用います。
ケト土 通気性:△ 保水性:◎ 保肥力:◎
湿地や沼地に生えているマコモやヨシなどの水辺植物が水底に堆積し、腐塾、分解しかかってできた黒色の土です。繊維質を多く含み、非常に粘着力が強い土で、保水性、保肥性は高いのですが、一般の鉢植え栽培用土としては使えません。粘着力を生かして盆栽の石付きに使われます。
マサ土 通気性:△ 保水性:◎ 保肥力:◎
関西以西の山などに広く分布している花崗岩が風化した土壌です。山砂を多く含んだ赤土で、保水性・保肥力に優れているが、重く、排水性が悪く、単体では使用しにくいです。安価のため植木の植栽、新興住宅地の盛土などに使用されています。園芸用で使用する場合はピートモス、バーク堆肥、腐葉土等と混合して使用します。

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