放射能対策
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O157について
ヒトや家畜の腸管に存在する細菌のひとつが大腸菌です。
大腸菌のなかには、急性の胃腸炎や下痢を起こすものがあり、特に腸管出血性大腸菌O157(O157)は出血性の腸炎を起こす毒性の強い細菌です。
O157に感染すると、激しい腹痛と下痢を起こします。最初は水のような下痢ですが、ひどくなると腸管から出血して鮮血便となります。
集団食中毒の原因菌となることが多く、重症化した場合、生命に関わることもあるので注意が必要です。

O157

堆肥の温度について
堆肥発酵時の熱によって50-70℃までになり、その状態を一定期間保つことによって 堆肥中の大腸菌を死滅させることができます。
原料の水分を適正に調整すること、堆肥の発酵熱を逃がさないようにすること、 風雨によって奪われる熱を少なくすることに留意し、攪拌や切り返し作業を十分に行い、 堆積されている堆肥がすべて十分な温度に曝されるように留意して製造しています。

米国環境保護局(United States Environmental Protection Agency)の指針では、 55℃以上の堆肥温度を少なくとも3日間継続させることで病原性微生物のリスクを低減できるとしています。(※1)

英国規格協会(British Standards Institution)によって示されたBSI PAS100の指針では、 65℃以上の温度を7日間(連続的でなくてもよい)保持し、 すべての堆肥が大腸菌の死滅条件に曝されるように十分に切り返しをすることを推奨しています。(※2)

(文献)
※1:A Plain English Guide to the EPA Part 503 Biosolids Rule. EPA/832/R-93/003.
(http://water.epa.gov/scitech/wastetech/biosolids/503pe_index.cfm)

※2:Introduction to PAS 100:2005; Summary of the BSI specification for composted materials
(http://www.wrap.org.uk/sites/files/wrap/Introduction%20to%20BSI%20PAS%20100-20052.pdf)

外部委託による検査結果
森産業で製造している以下の製品・原料について、
堆肥中の病原性大腸菌「O157、O26」の検査を行いました。
(※外部機関に委託)
  ・原料生堆肥 (牛ふん)
  ・原料バーク堆肥 (十勝バーク)
  ・醗酵牛ふん堆肥 (北海道製造)
  ・醗酵牛ふん堆肥 (東北製造)
  ・醗酵牛ふん堆肥 (関東製造)

検査を行った原料生堆肥、バーク堆肥、製品においてO157、O26ともすべて陰性でした。

報告書
  ・O157、O26検査結果報告書(原料生堆肥)
  ・O157、O26検査結果報告書(原料バーク堆肥)
  ・O157、O26検査結果報告書(醗酵牛ふん堆肥_北海道)
  ・O157、O26検査結果報告書(醗酵牛ふん堆肥_東北)
  ・O157、O26検査結果報告書(醗酵牛ふん堆肥_関東)

(12.08.30更新)
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森産業の堆肥製造工程
森産業では、1年間に渡る堆肥の製造(醗酵)工程において、すべての堆肥の温度管理を定期的に行い、 すべて適正な温度で醗酵していることを確認しています。
厳格な管理基準のもと、適正な温度で醗酵した完熟たい肥だけを製品化対象としています。

堆肥製造工程

温度管理
全ての堆肥生産ロットにおいて以下のような温度計測管理を行なっています。
温度管理工程1 温度管理工程2

堆肥温度管理票(※一部)
温度管理表

※月に一回、全ての堆肥の山の温度を3カ所づつ測定。
※出荷済みの物も含めて、全ての堆肥で米国保安局及び英国規格協会が定める安全基準以上の温度と時間を保っていた事が確認しています。
森産業の堆肥を使用した製品は安心してお使い頂けます。

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